サクっと別時間足の形だけ確認したい!
こんなことありませんか?もちろん時間足切り替えればいいだけと言われればその通りなんですが、ちょっと並べて見てみたかったり、そもそもcTraderの場合cBotが動いてると時間足の変更ができなかったりして、ぱっと確認しにくい場合が多いです。
一応cTraderでは好きなようにチャートを並べておいて、ワンクリックで通貨ペアだけ切り変えることもできますが、これもcBotを動かしてるチャートがあるとそう簡単にはできません。
ajinoriのように裁量トレードの補助ツールとしてcBotを使ってるという方は困ることもあるのではないでしょうか。
SubChartインジケーター
そんなわけで1枚のチャートでインジケーター表示エリアに、別時間足を表示させるインジケーターを作りました。
概要
こんな感じで表示されます。(画像はProminentLabelインジケーターも適用してあります。)
1時間足のチャートのインジケーターエリアに日足、4時間足のサブチャートが表示されています。
細かい分析は難しいですが、ちょっとチャートの形確認してライン引くくらいのことはできます。
基本機能
・最大で横3枚のサブチャートが表示できます。
・X軸(日付軸)はありません。複数表示させた場合、Y軸(価格軸)は一番右側のチャートのみです。左、中央には価格軸はありません。
・サブチャート間の縦線を動かすことでサイズ調整が可能です。
・メインチャートが表示してる領域(チャート右側基準)が別時間足で表示されます。サブチャートを直接スクロールすることはできません。
・サブチャートにひいたラインをメインチャートに表示できます。(現バージョンではサブチャートのオブジェクト描画に不具合あるため、微妙ですが・・・)
・サブチャートに表示できるインジケーターは移動平均線のみです。複数本表示可能です。
・サブチャート内の気になる値動きのところまで、簡単にメインチャートをスクロールさせることができます。
パラメータ
Right Center Left
右、真ん中、左に表示するサブチャートの各種設定です。
TimeFrame
表示する時間足を指定します。Noneだと表示されず、以下のパラメータは無効です。
MA Periods
移動平均線の期間を指定します。複数表示したい場合は 25,75,200 のようにコンマ区切りで指定します。
MA Type
移動平均線のタイプを指定します。SMA、EMA、WMAなど。
MA Color
移動平均線の表示色を文字列で指定します。複数表示させる場合は red,green,yellow などと指定します。
Common
共通設定です。
Dummy
このパラメータ自体は意味を持ちません。パラメータをどこか変更することでインジケータが再起動されるため、不具合時の再起動用に用意したパラメータです。
ObjMirrorToMain
サブチャートに描いたラインをメインチャートに表示するかどうかをしてします。Yesだとサブチャートのラインをメインチャートに半透明で表示します。
TimeJump
Yesでサブチャート内に垂直線を引くと、その場所までメインチャートをスクロールさせます。
TimeJumpMargin
TimeJump機能でメインチャートをスクロールさせた際、垂直線の右側には何本のローソク足を表示するか指定します。
残念なところ&バグ
・あまり動作が安定せず、ときどき止まります。なお、止まってしまったときはインジケーターエリアをダブルクリックしてDummyパラメータを切り替えて、インジケーターを再起動してください。
・サブチャート内のオブジェクト描画に不具合があります。オブジェクトを消しても復活する、スクロール時位置が大幅にずれるなど起こることがあります。特にチャートの時間足や拡大率を変更すると不具合が起きやすいです。
・ウィンドウサイズを変えると、区切り位置はずれます。再調整してください。
ダウンロード
algoファイルをダウンロード後、ダブルクリックしてcTraderにインストールしてください。
補足
このツールはajinoriが自分で使用するために作ったもののため、継続してアップデートしていく予定です。ただ一般的にどのくらい需要があるのかわからず、(まだバグだらけですが)いったん公開しました。
少しでも「使えそう!」とか思ったらコメントいただけると嬉しいです。開発のモチベーションが上がって、バグが早く直るかもしれません。
他のツールとの連携
ChartMarker使用可能
サブチャートにもチャートにラインを引くツールChartMarkerが使用可能です。まぁ何度も言いますが不具合あるんですけどね。
-
やっぱりトレンドラインは重要【ChartMarkerバージョンアップ】
実践FXトレンドフォロー講座 「第2回:知識0から大相場に乗る技術」 FPOさんのメルマガで紹介されたのトレンドフォロー講座第2回を見ました。 感想としては初心者向けではありますが、なかなかいいです。 ...
続きを見る
ChartMarkerでの時間足毎の色設定はサブチャートの時間足でも適用されますので、線引く場合は時間足毎に色変えておくことをお勧めします。
cTranerで併用可能
以前公開した、裁量トレード練習ツールcTranerでも利用可能です。これにより、暫定的にマルチタイムフレーム対応となりました。
-
【無料】知られざる裁量トレード練習ソフト【意外に使える!?】
cTraderでトレード練習をしようぜ! あおりみたいなタイトル付けといて申し訳ないんですが、要はそういうことです。cBot使えばcTraderのバックテスト環境が意外に使えるトレード練習ツールに変わ ...
続きを見る
今のところ、少しだけ表示がおかしい部分はありますが、さほど問題なく使えます。
なお、ビジュアルモードでの使用時は初回のデータロードに時間がかかる可能性があります。表示されなくてもしばらく待ってみてください。