cTraderチャート表示の不満点
時間足表示がわかりにくい
いくつかチャートを見て回ってると、ときどき今見てるチャートの時間足がなんだったかわからなくなることあるじゃないですか。
「これ15分足だっけ?1時間足だったっけ?」と一瞬迷って確認しようとするのですが
cTraderって時間足がぱっと見でわかりにくくないですか?お前の老眼のせいだと言われればそれまでなんですが、いやそれにしてもわかりにくい。
(だからといってMT4がわかりやすいかと言われればそうでもないですが、こっちのがだいぶマシな気がします。)
スプレッドもわかりにくい
cTrader口座はECN専用プラットフォームのため、基本的に変動スプレッドのはずです。であれば、当然エントリー時のスプレッドは気になります。
幸いにもデフォルトでBidとAskがラインで表示されてるため、見た感じでなんとなく把握できますが、正確なスプレッドはぱっと見ではわかりません。
MT4なら気配値表示にスプレッドを数値で表示できますが、cTraderには同様の機能はありませんし、手数料込みのコストと考えるとなおさらわかりにくいです。
ProminentLabel
じゃあわかりやすくしてみよう、とこんなインジケータ用意しました。
機能概要
見てのとおり。
やってることは超地味ですが、これが意外と便利です。
スプレッドは手数料込みのスプレッドを表示させることが可能です。(デフォルトでトレード履歴さえあれば自動で手数料込みの表示になります。)
(2020/12/11 スプレッドラベル位置調整処理を修正しました。)
ダウンロードしたalgoファイルをダブルクリックしてcTraderにインストールしてください。チャートに適用するときはCustom→ProminentLabelと選んでください。そのままの設定で上記表示になります。
(2021/3/24追記) 上記は旧バージョンです。新しいバージョンはこちらからどうぞ。)
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【cTrader】ProminentLabel バージョンアップ【Tools】
チャート上の通貨ペア名、時間足とスプレッドをより見やすく 少し前に公開しましたチャート上の通貨ペアや時間足を見やすくするProminentLabelを公開しました。 これでも十分見やすくはなるのですが ...
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パラメータ
Label Format
Label Position
通貨ペア名と時間足を表示する位置を指定します。
Time Frame Format
時間足の表示方法を指定します。たぶんShortかJapaneseがわかりやすいと思います。Noneなら通貨ペア名しか表示しません。
Spread Adjustment
Auto Adjust
Yesで、自動的に手数料分をPips換算し、スプレッドに加算して表示します。(往復手数料で計算します。)トレード履歴がない場合は自動取得できないため、AddPipsの値で代用します。
Add Pips
トレード履歴がなく手数料の自動取得ができない場合、もしくはAutoAdjustがNoの場合にスプレッドに加算して表示するPipsを指定します。
AutoAdjustがYesで自動取得できた場合は、この値は無効になります。
AutoAdjustがYesなのに自動取得不可、かつAddPipsも0の場合,数値の後ろに(pure spread)と表示されます。(AutoAdjustがNoの場合はAddPipsが0でもpure spreadは表示されません)
Low Volatility Alert
おまけ機能。スプレッドに比べてボラティリティが低すぎるとき、スプレッド表示の色を赤くします。デフォルトではオフになってます。
Level
スプレッドに比べてボラティリティが低いとき、具体的には14本期間ATR÷スプレッド値がこの値以下の時にスプレッドを赤く表示します。0なら無効です。
Show ATR14/spread
14ATR/spreadの値をラベルの下に表示します。数値が大きいほどスプレッドに対するボラティリティが高いと考えます。
補足
ATR/Spreadは私ajinoriが普段あまりトレードしないような通貨ペアをトレードする際にちらっと確認することがあるため、一応表示できるようにしてあるだけです。
いつもトレードする通貨ペアが決まってる方であれば不要かもしれませんが、数値が大きいときはエントリーコストに対してボラティリティがが上がってる=ちょっとだけお得とも考えられる指標の一つにはなるため、よかったら使ってみてください。利用する方が多いようであればもう少し細かく設定できるようにアップデートします。
また、スプレッド表示の大きさを変えたいとか、細かな要望がありましたら遠慮なくコメントください。多くの方に役立ちそうであればできる限り対応いたします。