RSIで売買したときの勝率
前回MACDサインによる売買を見ましたが、今回はRSIでの売買を検証してみたいと思います。
シンプルにRSIが特定の値を超えた/下回ったら、売り/買いとしましょう。
前回のMACDのクロスサインは上昇/下落中に少し反転の兆しが出たときに発生してましたが、RSI特定値超えの場合はまさに上昇/下落真っ最中にサインが出るため、バリバリの逆張りエントリーになります。
この辺の違いが前回と異なる結果になるかも・・・?
RSIの設定
RSIの期間については一般的な14期間で設定します。売買の目安としても一般的に用いられる値であろう30-70を基準としてみたいと思います。
エントリー条件
1時間足確定時にRSI70を超えた時点で売り、RSI30を下回った時点で買いとします。
ストップロスは1時間足値幅の1~8倍、 テイクプロフィットはストップロスを元にリスクリワード比0.2~10を定めて設定します。
2012/01/01 ~ 2021/12/31 1時間足でエントリー ( 決済判断の価格データは1分足を使用)
結果
EURUSD
トレード回数 1025回
高RRR(損小利大トレード)
低RRR(損大利小トレード)
ランダム勝率と変わりなしですかね。
GBPJPY
トレード回数 977回
高RRR(損小利大トレード)
低RRR(損大利小トレード)
高RRのSL広めで勝率上がるのはランダムエントリーとさほど変わらないので置いといて、他ではむしろ勝率低下傾向です。
AUDNZD
トレード回数 868回
高RRR(損小利大トレード)
低RRR(損大利小トレード)
StopLossが狭い範囲に限って言えば、若干の優位性がある可能性がある、程度でしょうか。
まとめと考察
当たり前なのかもしれませんが、RSIも単体ではほぼ機能しないということがわかりました。
GBPJPYで逆指標みたいな結果が出たのは、このサインでは強いトレンド発生時にトレンド方向とは逆にエントリーしてしまうためでしょう。
AUDNZDで多少有効っぽい結果が出てるのは、もともとレンジが意識されやすい通貨ペアということに関係してるのかもしれません。(それか偶然)
ちなみに落ちるナイフをつかむようなことがないようにRSIは70超えてから70以下まで戻ったタイミングを目安に見るという方も多いと思いますが、この場合の結果は前回のMACDのときのグラフとだいたい同じになります。
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いずれにせよなんらかの相場状況判断と組み合わせて使わないと意味がないよ、ということですかね。