ナンピンを使いこなしたい
ナンピンは危険?
ナンピン、知ってますよね。買ったあと、意に反して下がったら、追加で買って、購入平均価格を下げるというヤツです。
どちらかというと悪いイメージを持ってる方の方が多いかもしれません。確かにFXにおいて無計画なナンピンは明らかな悪手です。
「ここから戻れば利益2倍だぜ、ポチッ」「これだけ下がったからには上がるだろ、ポチッ」「いやいやこれ以上は落ちないわ、ポチッ」「さすがに底だろ、ポチッ」「今更引けるかぁぁぁ!ポチポチポチィィッ!!」
はい、ロスカットさん、こんにちは。
「無計画」が危険なだけ
これ、悪いのはナンピンじゃないですよね。ポジション保有中というフィルターがかかった状態で、気分次第でエントリーしてればそりゃ危険に決まってます。
よく知られた投資手法として「ドルコスト平均法」というのがありますが、あれだって見ようによってはナンピンです。計画されたナンピンなんです。(まぁドルコスト平均法はFX用じゃないですけど)
ナンピン自体は事前にしっかり計画して、その計画通りに行えれば決して悪いものではなく、むしろ強力な武器にだってなるはずなのです。
だけどいざ計画を立ててやってみようとしても、感情に振り回されて計画通りにできないのが我々弱き人間の辛いところ。
だったらcBotに任せちゃえばいいじゃない。
Nampiner
というわけで作りました。エントリーしたいときに起動すれば、初回エントリー+あとは自動でナンピンします。
機能概要
パラメータとして、最大ナンピン回数、リスクリワード比(ナンピン幅とTPまでの距離の比)、1回あたりのエントリーボリュームを設定しておきます。
エントリーポイントでcBotを起動させ、マウスでナンピン幅を指定してクリックすると発注します。画像で見てもらう方がイメージ湧きやすいかもしれません。
ナンピン幅(ストップ側)をクリックで指定するので、現在価格より下をクリックで買い、上をクリックで売りという形になります。
緑の線がTPライン、赤の線が最終SLラインになります。赤の線にかかったら大負けを覚悟してください。
指値注文を出すわけではなく、cBot側で価格見てナンピンするため、cBotは起動しっぱなしにしておく必要があります。
なお、ナンピンポジションは一段上のラインまで到達すると利確するようになってます。あくまで最初のエントリー単価を下げることが目的なので。で、また同じポイントまで戻ると再度ナンピンします。
パラメータ
Count
最大ナンピン回数を指定します。
RiskRewardRatio
ナンピン幅と利確ラインまでの距離の比を指定します。いわゆるリスクリワードとはちょっと異なります。
UnitVolume
1回あたりのエントリーボリュームです。今のところ初回エントリーもナンピンもすべて同一ボリュームでしかエントリーできません。
ダウンロード
今はβ版扱いとしておきます。機能追加したいという気持ちの表れだと思ってください。
所感
実際に使ってみたところ、ナンピンというより「裁量要素を加えたグリッドトレード」をやってる感じになりました。
基本的にはエントリーしてからは利確ラインを狙うのですが、思惑に反して逆行して停滞したときはグリッドトレードっぽくなります。
利確ラインを見た目遠くに置いたとしても、ナンピンを使うからには損大利小のトレードになりがちですので、そこは認識しておく必要があります。
逆行した時はSLまでほっとかずに頃合いを見計らって決済したほうがよさそうですね。
遊び半分で作ってみたのですが、意外に面白い使い方ができそうな気がしてきてます。
いったん公開しますが、まだ機能追加する予定です。(と、ここに書いてやる気出す。)
追加予定機能
・平均エントリー価格ライン表示
・最大損失額表示
・段階ごとのエントリーボリューム調整
・ナンピンポイントの変更 などなど
他にもこんな機能あったらいいと思う!とかあればコメントください。検討します。