エントリーロットどう決めてますか?
エントリーする際のロット数ってどう決めてますか?毎回固定ロットの方もいれば、資金がある程度増えたらロットをあげるというルールがある方もいるでしょう。もしかしたら「毎回毎回リスクが一定になるように計算してロットを決めてる」という方もいるかもしれません。
「本当はリスク一定になるようロット決めたいけど、いちいちそんな計算してらんない」という方いましたら、そんなあなたに朗報です。設定したリスクに応じて勝手にロット計算してエントリーしてくれるcBotを作りました。
EasyEntry
機能概要
cBotですが、自動売買プログラムではなく、単なる発注ツールです。
指定したストップロスの値幅に応じて、負けた時の損失金額がだいたい設定した許容リスクくらいになるように、ロット数を調整してエントリーしてくれます。(「だいたい」です。多少ずれます。)ストップロスと同時に設定したリスクリワード比に応じて勝手にテイクプロフィットも勝手に設定されます。
使い方
起動→ストップロスに設定したい位置をクリックですぐ発注されます。ストップロスではなくてテイクプロフィットの場所をクリックで指定したい場合はShiftキーを押しながらクリックしてください。発注し次第、cBotは自動的に停止します。
また、即時発注ではなく、指定した値に到達してから発注させたい場合はクリックでストップロス位置を指定後、マウスを離さずに、エントリーしたい価格までドラッグしてください。
パラメータが多いですが、一度自分用に設定してしまえば、そんなに変えるものではないと思います。
パラメータ
Min Lots
最低発注ロット。リスク値よりも優先します。リスクに応じてロット数を自動計算させたい場合は最小発注ロットにしておくことを推奨します。
Max Lots
最大発注ロット。リスクにかかわらず毎回固定ロットでエントリーしたい場合はMinとMaxに同じ値を入れておきます。
Risk Percent
許容できるロスを資金全体の%で指定します。ストップロスにひっかかったときの損失が許容ロスの金額になるようロット数が調節されます。
Risk Amount
許容できるロスの金額を直接指定します。PercentとAmountのうち小さい方の金額が採用されます。
Hidden Balance
口座に預けてないけど、リスク計算に加味したい資金。例えば投資資金としては100万円用意しているけど、20万しか口座に預けてない状態だとしたら、リスク計算は100万円の〇%としたいですよね。この場合、HiddenBalanceに800,000と入力しておきます。よくわからなければ0でいいです。
Risk Reward Ratio
ストップロスとテイクプロフィットの比率です。クリックした場所から自動的にストップロス値が決まり、ストップロスPips×RiskRewardRatioでテイクプロフィット値が自動的に決まります。必ず設定する必要があります。
Wait Tick
予約発注時、ライン到達後、何Tick待つか設定します。連続してWaitTick回ラインを超えた時に発注が入ります。0だと即時発注です。逆指値の場合はWaitTick1でも即時発注ですが、指値の場合は1だとライン到達後、1回戻ってから発注が入ります。
Order Pips Range
予約発注の価格到達時に、許容できるズレを指定します。値飛びやWaitTickにより、指定値からこのPips値以上離れてしまった場合は注文がキャンセルされます。
Spread Filter
予約発注で価格到達時、もしくは即時発注時、スプレッドがこの値以上に広がっていた場合、注文がキャンセルされます。
ダウンロード
ダウンロードしたらダブルクリックしてcTraderにインストールしてください。
(2021/3/3追記) cTrader4.0へのアップデートにより旧バージョンが使えなくなりました。4.0対応バージョンに差し替え済みですので使ってる方は再度ダウンロードお願いします。
その他
使用上の注意
クリックするといきなり発注してしまうので、まずはデモ口座で挙動を確認してからご利用ください。そんなわけのわからない動きをすることはないはずですが、万が一、コイツのせいで損失が出ても責任は負いかねますのでそのあたりはご了承ください。
なお、Volumeの数え方が異なるシンボル(主にFX以外のシンボル)での挙動確認はほとんどしてませんので、メジャーな通貨ペア以外での利用はお勧めしません。(利用する場合は必ずデモ口座でロット計算がおかしくないか確認してからお願いします!)
エントリー価格を指定する予約注文は、cBotが止まるとキャンセルされますのでご注意ください。あくまでcBot内の処理でライン到達後に即時注文を入れてるだけです。なお予約注文の価格到達はBidを基準として判断されます。
バックテストでの利用について
リアルタイムで利用する場合は、注文後自動で停止しますが、バックテストでは停止せずに、そのまま次の発注ができるようになってます。そのため、一応ビジュアルモードで売買練習っぽいことをすることもできます。
ただし、手動決済ができなかったり、SL、TPが変更できなかったりするので売買練習にはイマイチです。