ライン描画ツールScribblerをプラグインにしました
当ブログ一押しのライン描画用インジケータScribbler
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Scribbler ~ お手軽ライン描画ツール ~
左手のキーと右手のマウスでチャート上に効率よくラインなど描くことができるツールです。チャート上によくトレンドラインやフィボナッチリトレースメントなどを描画する方にお勧めします。 基本的な ...
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当初からcTraderの拡張機能的なつもりで作成してるため、「インジケーター」というのにはちょっと違和感がありました。新たなチャート開くたびにインジ適用するのも面倒です。
cTrader 5.0からはPluginというものが作れるようになり、まさにcTrader拡張機能をユーザーが作成できるようになりました。
これぞScribblerのあるべき姿だと思うので、プラグイン化してみました。
変更部分
基本機能はインジケーターと変わりありません。
プラグインをインストールするとシンボルパネルの下の方にScribblerパネルが出てきます。
細かな部分でいくつか機能追加がされているため、ざっとご説明します。
各オブジェクト用のショートカットキーを表示
(「オブジェクト」というのは「トレンドライン」や「水平線」などなんか描くもの全般を表してると思ってください。)
キー一つでいろいろ描けるのはいいんだけど、覚えられないから使いこなせない!という方もいたんじゃないかと思います。
プラグイン化したことにより、画面右側のシンボルパネル上にScribblerで描けるオブジェクトとそのキーの一覧が表示されるようになりました。
初期状態ではよく使いそうな一部だけを表示していますので、右下の歯車マークから各自自分用に設定してください。
「シンボルパネルなんで普段表示してないよ!」という方は設定画面の「Show in TradeWatch」にチェックを入れてからcTrader再起動すれば、チャート下のトレードウォッチに別タブとして追加することもできます。
オブジェクト種類ごとの線太さや色が設定可能
設定画面を作りこんだ関係で、オブジェクトごとに細かな設定ができるようになりました。
オブジェクトごとの設定は各オブジェクトのショートカットキーボタンを押してください。
これまでは一部のオブジェクトでしか設定できなかった線の太さを個別に設定ができるほか、オブジェクトごとに描画色をあらかじめ設定しておくことができます。
色設定なしの状態ではパレットの色で描画されますが、個別に色を設定した場合はパレットの選択色にかかわらず設定した色で描画されるようになります。
フィボナッチで表示レベルを設定可能
上記と関連してですが、フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンジョンなどで表示される〇〇%のラインを自分用に設定しておけるようになりました。
Levelsにコンマ区切りで数値を設定すると、こんなふうに設定した数値で描画できます。画像のようにもはやフィボナッチではない数値設定も可能です。
これに伴い「チャート上に前に描かれたものを参照してそれと同じレベルを表示する」という機能はいったん削除しています。
エントリーサポートラインからの発注
インジケーター版ではエントリーサポートラインを描画後、別のcBotを使ってエントリーする必要がありましたが、プラグインではエントリーサポートラインを描いた後、ボタンクリック発注できるようになりました。
エントリーサポートラインを引くとチャート右上に発注ボタンが現れるようになっています。初回のみ確認2ウィンドウが出ますのでOKを押してく進めてください。
削除された機能など
プラグインにすることによって削られた機能、使いにくくなった部分もあります。
ざっくりあげると
- 前に描かれた同じオブジェクトを参照して、同じ色や設定で描く機能は削除しました。(要望あれば戻します)
- AlertLineのアラートを別インジケーターで受け取ってLINEやメールで通知する機能は削除しました。(そのうちSignalReceivePluginで受け取れるようにしたい)
- 設定画面での色の設定が色コードや色名を直接指定する形となっており、パラメータでの設定に比べてやりにくくなってます。(設定時だけの問題なので今のとこ対処予定ないです)
また、機能がたいして変わらないわりに中身はかなり書き変えている関係でまだ細かなバグが残っているのですが、実用上はさほど問題なさそうなので少しずつのんびり修正していきます。
気になる方は上記変更がないインジケーター版も引き続き配布中ですので、お好きな方をどうぞ。旧インジケーター版はこちら
ダウンロード
冒頭のリンクと同じですが再掲。プラグイン版のダウンロードはこちら。