便利なチャートテンプレート機能
トレーダーによってチャート上に表示させるインジケーターなどチャートの表示設定は異なります。人によっては通貨ペア毎、手法毎に表示させるものを変えてることもあるでしょう。
cTraderではそんないわゆる「いつもの設定」をまるっと記録しておいて、必要に応じて呼び出すということができます。(・・・まぁ、MT4とか他のプラットフォームでもたいていはできますけど。)
テンプレートの保存と呼び出し
今のチャートをテンプレートとして保存するには、チャート上右クリックからTemplate(テンプレート)を選びSave Template(テンプレートを保存)を選びます。
名前を入力できるようになるため、ここに好きな名前を付けてSave(保存)を押すと、下の一覧に追加されます。
チャートに保存済みのテンプレートを適用させるには一覧からテンプレートを選ぶだけ。
普段使うテンプレートにはチェックボックスにチェックを入れておくと、新たに開いたチャートに自動的にそのテンプレートが適用されます。
テンプレートに保存されるもの
テンプレートには以下のような項目が保存されます。
・表示されているインジケーターとそのパラメーター
・配置されてるcBotとそのパラメーター
・チャートの拡大率
・チャートタイプ(ローソク足かバーチャートか)
・Viewing Options(表示オプション:トレードボタンやトレード履歴等を表示させるかどうかの設定)
・Color Options (色設定)
Symbol(通貨ペア)やTimeFrame(時間足)は保存されません。
テンプレートに時間足まで保存する方法
通貨ペアはともかく、いつもの時間足はテンプレートとして保存してほしいという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために時間足をテンプレートに保存するためのインジケーターを作りました。
ダウンロード
ダウンロード後ダブルクリックでcTraderにインストールしてください。
使い方
チャートにインジケーターを追加して、パラメータでデフォルトにしたい時間足を指定し、そのチャートをテンプレート保存してください。
チャート上には何も表示されません。
仕組み
別に特別なことしてるわけではなく、チャート追加時にインジケーターが初期化されることを利用して、インジケーターから強制的に時間足を変更してるだけです。
これだけだと、手動での別時間足への変更ができなくなってしまうので、最初に強制変更したら印代わりにチャートオブジェクトを置いといて、そのオブジェクトがあるチャートでは初期化時の時間足変更処理が走らないようにしています。
チャートオブジェクトを利用してるため、Ctrl+Aで全選択後、全消去とかされると、一瞬時間足変えられなくなりますが、気になることはないと思います。
仕組みが気になる人はソースコードついてるので見てみてください。30行程度の単純なプログラムです。普段オブジェクト全消去とかしないならCalculateメソッドの処理は不要なので消していいです。