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【cTrader】マルチタイムフレームな移動平均雲【Indicator】

2021年4月28日

移動平均線大好き

皆さんインジケータ使ってますか?ajinoriはあまりインジケーターは使わず、水平線やトレンドラインを描いてトレードをするタイプなのですが、移動平均線だけは好きでよく見ています。

 

200SMAが特に好き

表示させてるのは25,75,200の単純移動平均線(SMA)3本ですが、その中でも特に200本のSMAが好きです。ただの好みなんですが、200SMAを好む人は結構多い気がします。

で、例えば15分足チャート見てても、15分足の25MAとかよりも、上位足の200MAの方が気になっちゃうんですよね。でもそのたびにチャート切り替えるのも面倒じゃないですか。

じゃあチャートに他の時間足の200SMAも表示させてしまおうかな、と。これだけなら、よくあるマルチタイムフレーム系のインジケーター使えばいいわけなんですが、実はもう一つ気になる点が。

 

上位足のSMAタッチって・・・

例えばこれ、5分足に4時間足のMAを表示させたチャートです。赤線が4時間足の20MA。

どう見てもタッチしてませんよね?近いっちゃ近いけど、たぶんリアルタイムでこのチャート見てても、4時間足MAで反発した!とは判断しないと思います。

でも同じチャートを4時間足に切り替えてみたらこう見えます。

確かによく見ればタッチしてないけど、これはMA反発っぽくないかなぁ・・・と見る時間足によってどうしても感覚が異なってきてしまうんです。

せっかく表示させていても、4時間足チャート見てるときと違う感覚じゃ意味がないですよね。

なんでこんな違いが生まれるかというと一つはチャートの縮尺。縮尺がぐっと縮まるせいで、4時間足のチャートでは単一価格を示すはずのSMAも、視覚的にとらえるとかなりの幅を持って認識していることが原因の一つだと思います。

これを新たなインジケータで解決してみましょう。

 

MTF_MovingAverageCloud

機能概要

じゃあもう単純にぶっとく表示させてしまえばいいんじゃ?とこんなの作ってみました。

これだけだとよくわからないと思いますが、5分足のチャートに15分足(緑)、1時間足(黄色)、4時間足(赤)、日足(白)の200SMAを雲で表示させてます。線じゃなくて雲で。(青い線は普通のSMAを別に表示させてるだけです。)

ちなみにこれを使って、さっきのところの5分足を表示させるとこんな感じになります。

うむ、ちょっと反発っぽく見える気がする。

なお、雲の厚さは適当にATRを基準に決めてます。デフォルトでは14本ATRの4分1の太さで表示されますが、パラメータで変更可能です。もちろん期間や移動平均タイプも変更可能。

 

パラメータ

Period

移動平均線の期間を指定します。すべての時間足で同じ期間を使用します。

MA Type

移動平均線のタイプを指定します。デフォルトは単純移動平均(Simple)です。

Width Rate

雲の厚さを指定します。数字が大きいほど厚い雲になります。

 

ダウンロード

こちらからどうぞ。時間足は15分足、1時間足、4時間足、日足の固定です。

4本もいらねーよ!という方は2本バージョンのこちらをどうぞ。

こっちはパラメータに時間足が追加されていて、時間足を指定できます。

 

色変えるのはちょっと面倒

4本バージョンはパラメーターから色指定ができません!・・・ので、変えたい場合はソースコードいじってください。

プログラムわからない方でも大丈夫。まずはAutomateメニューでMTF_MovingAverageCloudを選んでください。

using cAlgo.API;
using cAlgo.API.Internals;
using cAlgo.API.Indicators;

namespace cAlgo {
    [Indicator(IsOverlay = true, TimeZone = TimeZones.UTC, AccessRights = AccessRights.None)]
    [Cloud("MA1_upper", "MA1_lower", FirstColor = "Green", Opacity = 0.3)]
    [Cloud("MA2_upper", "MA2_lower", FirstColor = "Yellow", Opacity = 0.3)]
    [Cloud("MA3_upper", "MA3_lower", FirstColor = "Red", Opacity = 0.3)]
    [Cloud("MA4_upper", "MA4_lower", FirstColor = "White", Opacity = 0.3)]

そしてこの7-10行目のGreenとかRedとかの色の名前を好きな色に変更するだけなので。(書き換えたら上の方にあるBuildボタンをポチ)

 

2本バージョンは上側の線色に応じて雲の色も変わるようになってますが、必ず半透明色を選択してください。でないとチャートが見えなくなってしまいます。

あと、うっすら上側に境界線が見えてしまいます。気になるようであれば線を非表示にしてください。

 

 

意外にいいかも

ふと思い付きで作った割には結構使えそうな気がしてきました。

雲で表示させると、いつもよりもいっそう移動平均線が機能してるように見えてきますよね。・・・まぁ実際は脳が都合よく解釈してるだけなんですが。

これでなんか面白い手法出来ないかな。

 

(2021/5/13 追記)

雲じゃなくていい人用

ご要望にお応えして普通のマルチタイムフレームの移動平均線も用意しました。無駄に増やして5分足、15分足、60分足、4時間足、日足、週足の6本の移動平均線を表示するようにしました。

余計なお世話だったらごめんなさい。こっちは邪魔だったらプロパティのチェックはずせば消えますので。

ダウンロード

ソースコード付きです。

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