損失回避!
せっかくポジションが含み益抱えたと思ったのに、気づいたら反転して負けてたなんて悔しい思い、FXトレーダーなら誰もが一度は味わったことあるのではないでしょうか。
一度利益が出たポジション、反転負けだけは避けたいですよね。でも、利益はできる限り伸ばしたい。そんなときによく使われるのが「とりあえずストップロスをエントリー価格まで動かしておく」という手法です。
こうしておけば、仮に反転しそうになっても最悪±0でトレードを終えられるわけです。「建値決済」とか「ブレイクイーブン」とか呼ばれたりしてます。
「建値決済」って有効なの?
実はajinori個人的にはこのやり方あまり好きではないのです。いやだって、相場からしたらajinoriがいくらでエントリーしたかなんて関係ないわけじゃないですか、「建値」なんていうなんの根拠もない場所にストップロスを動かすことに疑問を覚えるのです。
しかし、Twitterとか見てると結構有名なトレーダーさんとかでも「建値決済」やってるんですよね。これはもしかしたら私が建値決済の本当の威力をわかっていないだけなのかもしれません。
少なくとも心理的にはだいぶ楽になるとは思いますし、いつか突然建値決済したくなる時が来ないとも限らないので、とりあえずcBot作っておくことにしました。
実はcTraderでは設定だけでできる
cBotなんて使わなくてもcTraderでは「建値決済」の設定ができるんです。Position横のの盾のマークをクリックすると利確と損切を細かく設定できます。
ただ、毎回毎回この設定するのも面倒でしょうから、いつも使うならcBot化しておくことをお勧めします。
今回作ったcBotはこのAdvanced Stop Lossとほぼ同じ機能です。
Advanced StopLoss
機能概要
一定以上利益が出たらエントリー価格にストップロスを移動します。建値より数Pips上にSLを移動、という設定も可能です。
管理しにくいのであまりお勧めはしませんが、どっかのチャートに一つだけ動かしておけば、他通貨ペアも含めたすべてのポジションを見張ることも可能です。
ついでにこのcBotを起動させてるChart限定にはなりますが、Trigger位置をラインで表示し、自由に動かせる機能も付けときました。
当然ですが、cBotなのでcTraderを起動していないと機能しません。(ちなみにcTraderの機能で設定してもこれは同じです。)
パラメータ
Trigger when gaining pips
含み益がここまで来たらストップロスを移動します。手数料も考慮します。例えば10pipsと指定したとすると10+手数料分pips利益が乗ったら移動します。
Add pips
最低確保したい利益をPipsで指定します。手数料も考慮しますので0にしておけばほぼ±0で終われるはずです。(端数分はずれるかも)
All Symbol Target
Yesであればすべての通貨ペアのポジションで同じように建値移動させます。デフォルトはNoです。Pips感覚が異なるゴールドやインデックスなどのシンボルをトレードする方は必ずNoでご利用ください。
ダウンロード
こちらからどうぞ。ダウンロード後、ダブルクリックでcTraderにインストールしてください。
ソースコードもつけておくので、好きなように手直しして使ってくれても構いません。おかしなとこあったら直しておいてください。(投げやり)
(2021/11/17 ソースコードが見れないとのことだったため、ファイル名変更して更新)
ご意見お待ちしてます
建値決済を使いこなしてるわけではないので、使ってる方からしたら物足りないツールかもしれません。
使いこなしてる方から見て「ここはこうしないと意味ないんだよ!バカヤロー!!」みたいな意見がありましたらコメントください。
あ、オブラートに包んでお願いしますね。